【英国・グラスゴー3日(日本時間4日)発】「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」のバンタム級トーナメント1回戦で、元5階級制覇王者のノニト・ドネア(35=フィリピン)がWBA世界同級スーパー王者のライアン・バーネット(26=英国)に4回終了TKO勝ち。同王座を奪取すると同時にWBO王者ゾラニ・テテ(30=南アフリカ)との準決勝に進出した。
バーネットはWBA王者の“怪物”井上尚弥(25=大橋)と並ぶ優勝候補。反対ブロックの井上が決勝激突を熱望した相手だったが、4回に腰を痛めて棄権した。
一方のドネアは、この1年を2階級上のフェザー級で戦っていたため体重調整が懸念された中で、健在ぶりを証明。世界的な知名度と実績では群を抜くだけに、井上との決勝対決が実現すればさらに注目を集めそうだ。井上は準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)と対戦する。