村田諒太しばらくは白紙状態が続く? 進退に先輩・山中慎介氏が言及

2018年10月23日 16時30分

サングラス姿で取材に応じた村田

【ネバダ州ラスベガス発】ボクシングのWBA世界ミドル級タイトルマッチで判定負けした村田諒太(32=帝拳)が一夜明けた21日(日本時間22日)に会見し、今後について「答えは出てないし、いつまでに決めるということも考えていない」と、進退決断に期限を設けない意向を明かした。

 試合を中継したスポーツ動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」の現地解説を務めた元WBC世界バンタム級王者で、ジムと高校の先輩でもある山中慎介氏(36)が「僕の場合も(TKO負けした昨年8月の)ネリ戦の後は1か月ぐらい続ける、続けないを含めて何も考えることができなかった」と言うように、当分は“白紙”の状態が続きそうだ。

 最初から“ケチ”のついた試合だった。当初は別の名のある選手との対戦を計画していた村田陣営の意向を無視する格好で、6月にWBAがロブ・ブラント(28=米国)との対戦指令を出した。

 先月はスパーリングを開始したタイミングで風邪をひき、約1週間のブランクが発生。月末には、ブラント戦に勝って対戦をアピールするつもりだったゲンナジー・ゴロフキン(36=カザフスタン)が、サウル・アルバレス(28=メキシコ)に敗れてWBAスーパー&WBC王座から陥落したこともモチベーションの低下を招いた。

 本調子とはいえないままでリングに上がり、村田を徹底的に研究してきたブラントは体調も万全だった。状態の差がそのまま結果になった。村田は「インテリジェンスも相手が上だった。実力負けです」とし、改めて「自分一人で決められることではない」と今後について明言を避けた。

 最近まで、日本人には不可能と思われていたラスベガスのメインイベンターを務める偉業を達成した村田は来年1月には33歳になるが、どんな決断を下すのか。