ボクシングWBA世界ミドル級王者・村田諒太(32=帝拳)が、20日(日本時間21日)に米国・ラスベガスで行われる同級3位ロブ・ブラント(28=米国)とのV2戦に向けて13日、成田空港から渡米した。

 順調な調整ぶりをうかがわせるように、どこまでも自然体だ。「荷造りに少し手間どった」と言うだけに、王者になってから初めての海外での試合に何か特別なものを持参したのかと思いきや「特に、ありません」。強いていえば、時間を持て余した際にスマホを必要以上にいじって目を疲れさせることのないよう、本を一冊持っていくぐらいだ。

 リミットまで3キロで渡米する予定だった。「朝起きて2・5キロぐらいなので、機内でも向こうでもしっかり水分が取れると思います」と、乾燥した環境でもノドを潤すことで風邪の予防ができ、減量のために絶食することもなく、万全の体調でリングに上がることができそうだ。

 帰国後は家族水入らずでの旅行を年内に2度予定しているという。それをより楽しいものにするために、聖地できっちり結果を出す。