【ボクシング】村田諒太 “金メダル請負人”と最高仕上げ

2018年10月12日 16時30分

村田(右)は“金メダル請負人”の三浦とスパーリング

 WBA世界ミドル級王者の村田諒太(32=帝拳)が11日、同級3位ロブ・ブラント(28=米国)とのV2戦(20日=日本時間21日、米ラスベガス)に向けたスパーリングを公開。ボクシングの聖地での大一番に向け、仕上げのパートナーに選んだのは“金メダル請負人”だった。

 外国人のパートナーが帰国したため、この日の相手は帝拳ジム所属時代に日本スーパーミドル級1位にもなり、その後に総合格闘技「パンクラス」で王座も獲得した三浦広光(37)。実は、村田が金メダルを獲得した2012年ロンドン五輪直前に行ったスパーリングの相手でもあった。最高の結果を出すための最終仕上げには、これ以上ない「縁起のいい人」ということだ。

 最近では外国人パートナー3人体制なので、久しくお呼びがかからなかったものの、大一番前の国内最後の練習に12日までの3日間抜てきされた。この日は軽いマス・ボクシング2ラウンドを披露しただけだったが、前日は激しいスパーリングを敢行。三浦は「以前と比べて切れが増しました。16オンス(練習用)のグローブでパンチをもらっても効くのに、10オンス(試合用)でもらったらヤバいです」と村田の成長ぶりをべた褒めした。

 週末にはいよいよ米国に出発。村田にピリピリ感はなく「試合でやるべきこと、戦術は決まってますから」と準備万端だ。練習後には足元に“池”ができるほど汗が出た。「今日の練習で1・5キロは落ちたと思います。これだけ汗が出てくれると安心できます」

 この日の練習を見学したジム&高校の先輩で、当日はDAZNの解説を担当する元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏(36)も「万全の状態でリングに上がって、KOをしっかり見せてくれて、次の大きい試合につなげてくれるでしょう」と聖地でのKO防衛に太鼓判を押す。どんな戦いをするか、期待は高まるばかりだ。