【ボクシング】3階級制覇の田中恒成 目は「腫れているけど感覚的には大丈夫」

2018年09月25日 14時59分

田中恒成(右)と畑中会長

 ボクシングWBO世界フライ級の新王者となり、世界最速タイの12戦で3階級制覇を達成した田中恒成(23=畑中)が25日、名古屋市内のCBCテレビで一夜明け会見を行った。

 前王者の木村翔(29=青木)を2―0で破った激闘を物語る、腫れた目をサングラスで隠して会見した田中は「昨日の試合はビデオで見たけど、いい試合だったと思います」と前夜を振り返った。

 1年前のWBO世界ライトフライ級V2戦では、勝ったとはいえ眼窩低骨折の重傷を負ったため、目の負傷となると気になるところだが「腫れているけど、感覚的には大丈夫だと思います」(田中)と話した。

 戦前の予想では、スタミナを武器に前に出てくる木村を田中がスピードでどうさばくか、というものが大半だったが、いざゴングが鳴ると田中は足を止めて真っ向から打ち合った。

 今年の「年間最高試合候補筆頭」の声が上がる激闘、名勝負に「あれだけ打ち合って、スタミナが持続して最後まで動けた。最初からくっつく(接近戦をする)覚悟ができたのがよかった」と勝因を振り返った。

 今後については、20日に現役続行を正式表明した元WBA&IBF世界ライトフライ級統一王者の田口良一(31=ワタナベ)が対戦に興味を示している。

 両者の対決は本来なら昨年大みそかに実現予定だったのが、田中の負傷で白紙に。今年5月には田口が王座陥落して、状況は大きく変わったが「田口さんが前向きなら、やりたいと思います」(田中)と意欲を見せる。

 試合直前の20日には中京大学を本来より半年遅れで卒業できることが決まった。

「今までは試合前に大学を休むから、試合後はその“ツケ”を払わされていたんですけど、それがなくなったのが3階級制覇と同じぐらいうれしいです」とホッとした表情で話した。