【ボクシング】WBO王座陥落の木村翔が引退示唆

2018年09月25日 16時30分

試合後、健闘をたたえ合った田中(右)と木村

 24日のWBO世界フライ級タイトルマッチ(名古屋市・武田テバオーシャンアリーナ)は王者の木村翔(29=青木)が同級1位の田中恒成(23=畑中)に判定0-2で敗れ、王座から陥落した。

 木村は「負けたとは思わなかった」と、右目を大きく腫らして話した。有効打は田中よりも多く見えたが「倒すほどのクリーンヒットがなかったのかも」と振り返った。

 田中に圧倒的な声援を送った名古屋のファンも、試合後は「木村、ナイスファイト!」と声をかけるほど見応えのある大激闘。木村は「本当に気持ちいい試合ができた」と話した一方で「今はチャンピオンから落ちたことを受け止める。ボクシングはやりたくない」と“引退示唆”とも取れる発言もあった。

 昨年7月の王座獲得以降の4戦は、2戦が中国でこの試合が名古屋のアウェー。唯一ホームで戦った昨年大みそかの初防衛戦もセミファイナルだったため「いつか『木村翔がメイン』の試合ができれば…。(そのためにも)勝ちたかった」と言葉をしぼり出した目にはうっすらと涙がにじんでいた。