【ボクシング】木村翔のWBO世界フライ級王座挑戦 田中恒成が“チャンピオンロード”特訓

2018年08月01日 16時30分

畑中会長(左)は田中に“伝説のトレーニング”を課す

 WBO世界フライ級1位の田中恒成(23=畑中)が9月24日に武田テバオーシャンアリーナ(名古屋市)で同級王者の木村翔(29=青木)に挑戦することが31日、発表された。同ミニマム&ライトフライ級王座を保持していた田中は、勝てばWBA世界ライト級王者のワシル・ロマチェンコ(30=ウクライナ)が持つ世界最速3階級制覇(12試合)に並ぶ。

 7月27日には中国・青島で木村がV2を達成した試合を現地観戦し「どこで試合してもブレない印象。勢いに乗ってる手ごわい相手」と語った。

 この大一番に向けて、かつて畑中清詞会長(51)がWBC世界スーパーバンタム級王者に上り詰めた名古屋市内の“チャンピオンロード”で鍛える。「薬師寺(保栄)、飯田(覚士)に戸高(秀樹)。辰吉(丈一郎)も僕のスパーリングパートナーで来てた時に一緒に走った」(同会長)という、クロスカントリー並みのアップダウンがある1周4キロのコース。10代からここで走った畑中会長は2周した後、さらに「傾斜がきつくて、直角に感じるほど」の上り坂150メートルを10本、ダッシュすることを日課としていた。

 そのきつさは「毎日が走り込みキャンプみたいですね」と辰吉が言ったほど。田中の自宅からは遠いためこれまで使うことはなかったが、歴史的偉業のかかった今回、ついに“使用解禁”だ。

 田中は「走ることは単調だから、あまり好きじゃないんです」と言うものの、地元が生んだ名だたる世界王者たちと「同じ道」を経て、ボクシング史に名前を刻むことを目指す。