【ボクシング】3階級制覇目指す井上尚弥 階級上げ減量順調

2018年05月16日 18時19分

強烈なパンチを叩き込む井上尚弥(左)

 WBA世界バンタム級タイトルマッチ(25日、東京・大田区総合体育館)で日本最速の3階級制覇を目指す井上尚弥(25=大橋)が16日、横浜市内の大橋ジムで公開練習を行った。

 昨年末までに計7度防衛したスーパーフライ級より1・4キロ、減量が少なくなったことで「気持ち的に楽なことを実感しています」と表情はすこぶる明るい。

 さらに今回は試合の1か月ほど前からジム近くのホテルに宿泊。スパーリングパートナーは王者ジェイミー・マクドネル(32)と同じ英国に加えて、メキシコからも招聘。食事面もジムが懇意にしているレストランの全面サポートを受けるなど、充実したバックアップ態勢を敷いた。

 マクドネルは身長178センチで、井上を14センチも上回る。そこでパートナーも同じサイズのボクサーを調達。過去の対戦相手とは打ち込む位置が大きく違うこともあり「最初は無駄なパンチもあったけど、最後のほうはしっかり打てるようになった」という。

 3階級制覇を達成すれば、その先には今秋から始まる高額賞金トーナメント「WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)」参戦の構想もある。すでに参加のオファーが届いていることもあり「出ないわけにはいかない。『出る』と書いておいてください」と強い口調で報道陣に語った。

 が、直後にはやはり強い口調で「25日(の試合)に集中している、とも書いておいてください」とも。3年半ぶりに「挑戦者」として上がるリングで足をすくわれるようなことがあっては、元も子もない。2ラウンドKO勝ちで世界を震撼させた2014年12月のオマール・ナルバエス(42=アルゼンチン)戦のように、派手にアピールできる試合がしたい。