IBF世界ミニマム級王者・京口紘人(24=ワタナベ)が15日、東京・品川区のジムで、V2戦(20日、東京・大田区総合体育館)に向けた公開練習を行い、ユニークな「スタバ減量法」を明かした。

 高校時代は「一日、メシを我慢したら、ミニマム級でいけると思っていた」というが、現在は10キロ近い減量を強いられるようになった。リミットは47・6キロ。10キロというと約2割に相当するだけに、さぞかし壮絶な減量かと思いきや「2、3日前まではスタバ(スターバックス)で練習前にアイスコーヒー飲んで、ドーナツ食べてました」と信じられないようなことを口にする。
 京口によれば「練習の30~40分前にシュガードーナツを食べると、すごく調子がいいんです」。減量期間は練習とロードワーク以外はほとんど外出しないが、あまり室内にこもると気がめいる。そこで「雰囲気が落ち着く」というスターバックスに練習の1時間半ほど前に行き、1時間ほどゆっくり滞在してからジムに行くのが最近のルーティンだという。

 砂糖と脂を取って大丈夫かと心配になるが「カロリーは練習で消費するし、毎日8回ぐらいは体重計に乗ってますから」。

 IBFライトフライ級10位のビンス・ハラス(19=フィリピン)を迎え撃つ試合が当日に放送されるかは、メーンのWBA・IBF世界ライトフライ級統一王者・田口良一(31=ワタナベ)の試合展開次第だが「4か5ラウンドまでに倒せたら」とテレビは関係なく、見応えのあるファイトをすることを誓った。