WBA&IBF世界ライトフライ級統一王者・田口に前半KO指令

2018年05月15日 16時30分

 WBA&IBF世界ライトフライ級統一王者の田口良一(31=ワタナベ)が“前半KO指令”に応えるつもりだ。

 14日、元WBAミニマム級王者ヘッキー・ブドラー(29=南アフリカ)の挑戦を受ける20日の防衛戦(東京・大田区総合体育館)に向けて練習を公開。昨年大みそかにIBF王座を奪取し、今回は日本人初の「統一王者の防衛戦」となるが、渡辺均会長(68)からは「6ラウンドぐらいに倒して」とリクエストされた。理由は「そうなれば(IBFミニマム級王者の)京口(紘人=ワタナベ)の試合も放送されるから」(同会長)。

 ワタナベジムの世界戦は元WBAスーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏(38)から長らくテレビ東京系列だったが、全国で放映されていないことを理由にTBS系列に“鞍替え”。だが、今回は関東と一部地域のローカル放送で、枠も午後2時からの1時間となる。

 京口のV2戦が放送されるかは田口次第とあってのKO指令だが、過去8度の世界戦は半分が判定で、最速が8回TKOだけに田口は「京口には『なるべく頑張るけど』と言っておきました」といささか心もとない。

 ただ、今回をクリアすれば9月→大みそかのペースで防衛戦が組まれる見込み。WBCバンタム級で日本歴代4位のV10を達成した長谷川穂積氏(37)は長期防衛の秘訣を「早い回で勝つ試合をしてダメージを蓄積しないこと」と話している。

 これを聞いた田口は「確かにそうですね」とうなずいた。順調ならWBA王座は大みそかでV10の大台に乗る。早期KOでインパクトのある試合をすれば自身の評価も高まる。「統一王者」にふさわしい勝ち方をしたいところだ。