24日の「ONE Championship」シンガポール大会で、ウエルター級王者ベン・アスクレン(33=米国)に挑戦した“バカサバイバー”青木真也(34)が26日、帰国した。

 ライト級を主戦場とする青木は階級を上げて2階級制覇を目指し、ウエルター級最強と言われる無敗王者に挑戦。この一戦を自らの“生前葬”と位置づけ、毎日3食カレーを食べ続けるなどして闘志を高めてきた。

 しかし開始早々グラウンドの展開になると、絶対王者に強烈なパウンドを許し、最後はレフェリーストップ。1R57秒、無念のTKO負けを喫した。

 シンガポールを出発する際、青木は「ぶっ飛ばされた」とあまりに分かりやすい感想をポツリ。その上で「だからなんだ。負け太りしてやる」と相変わらずの言葉を口にした。

 なお、アスクレンはこの試合限りで引退。総合格闘技の成績は17勝無敗だった。