“野獣”藤田和之(47)が韓国の総合格闘技(MMA)イベント「ROAD FC 043」(28日、韓国・ソウル)の視察を終え、29日に帰国した。
「ROAD FC 044」(11月11日、中国・河北体育館)でMMAに復帰し“カンフーパンダ”の異名を取るアオルコロ(22=中国)と対戦する藤田は、金網の視察もかねて26日に急きょ渡韓。台風22号が猛威を振るう中、予定の約2時間遅れで帰国すると「飛行機がメチャクチャ揺れた。いや、ほんとに。これからもう1回上がって行こう!って時に落ちなくてよかった…」とくだらないことを言いつつ、ROAD FCについて「もう、興奮のひと言ですよ。興奮しかない。今もまだメチャクチャ興奮していますよ」と鼻息を荒くした。
会場では11月に対戦するアオルコロと初対面。アオルコロから求められる形で、ガッチリ握手も交わしたという。藤田は「握手した感じ、手が大きかった。あれだけの大きさはサップ、バルト以来。背の高さでいうとバルトのほうがはるかに大きいけど、横幅があるので気をつけたい。まさにパンダな体形だった」と相手を分析しつつ、闘志をみなぎらせていた。
なお敵陣営とも会話した結果、アオルコロの父親が自分より年下との事実を伝えられたという。しかし気を落とすどころか「むしろ若いやつに(闘魂を)叩き込んでやる!って気持ちになりましたね。月並みですが、若いやつには負けん!」とキッパリ。パンダを下して“中年の星”となる。野獣の決意は固い。