韓国の総合格闘技(MMMA)イベント「ROAD FC」は19日、“野獣”藤田和之(47)が「ROAD FC 044」(11月11日、中国・河北体育館)に参戦すると発表した。地元中国で“カンフーパンダ”の異名を取るアオルコロ(22=中国)と対戦する。
藤田にとっては昨年9月の「RIZIN」さいたま大会で元大関のバルト(32=エストニア)に敗れて以来のMMA戦。すでに「HEAT41」(12月23日、愛知県武道館)出場も決まっているが、MMA復帰は前倒しとなった。
対戦相手のアオルコロは188センチ、159キロの超巨漢で、中国武術「散打」出身の新進気鋭の格闘家だ。昨年7月にはボブ・サップ(44=米国)を36秒殺するなど、アジア格闘界で話題を集めている。かねて日本上陸も噂されており、16日に47歳になったばかりの野獣にとっては手強い相手となりそうだ。
MMA復帰戦の10日前に邪道・大仁田厚(59)の引退試合(31日、東京・後楽園ホール)で大仁田と「ストリートファイト・トルネードバンクハウスデスマッチ」で初激突する。邪道→カンフーパンダの異色の2連戦を乗り切れるか、注目だ。