世界最大の総合格闘技団体「UFC」の日本大会「UFCファイトナイト・ジャパン」(23日、さいたまスーパーアリーナ)で、元PRIDEライト級王者の五味隆典(39)が、キム・ドンヒョン(29=韓国)に1R負けを喫した。

 この日がUFCでのラストマッチとなることが濃厚となっている五味は「最後良ければすべて良しだから」と話し、必勝を誓って試合に臨んだが、試合開始早々キムの右のパンチをアゴに受け、尻もちをつくとそのままパウンドの雨を降らされてなすすべなし。レフェリーが試合を止めると五味は顔面から血を流しながら無念そうに天を仰いだ。

 勝ったキムは「高校の時から見てきたあこがれの選手だった」と話していた。