【UFCファイトナイト・ジャパン】岡見にノゲイラが必勝法伝授

2017年09月21日 16時30分

緊急参戦にも笑顔で必勝を誓った岡見

 世界最大の総合格闘技団体「UFC」の日本大会「UFCファイトナイト・ジャパン」(23日、さいたまスーパーアリーナ)の「UFCアルティメット・メディア・デー」が20日に行われ、急きょメーンでオヴィンス・サン・プルー(34=米国)と対戦することになった日本期待の星・岡見勇信(36)が闘志を全開にした。悪条件にもかかわらず出陣を決意した岡見には、元PRIDEヘビー級王者で元UFCヘビー級暫定王者の“柔術マジシャン”ことアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(41=ブラジル)が熱いエールを送った。

 岡見のUFC参戦は2013年9月、ホナウド・ジャカレイ(37=ブラジル)に敗れて以来約4年ぶりとなる。今回出場予定だったマウリシオ・ショーグン(35=ブラジル)が急きょ負傷欠場となったため、15日に出場の打診があり、翌16日に正式決定した。契約はライトヘビー級で、現在ウエルター級を主戦場にしている岡見にとっては2階級上での戦いになる。

 それでも「4年間、ずっとUFCに上がりたいという気持ちがあった。このチャンスを逃したら一生後悔すると思った」と断言。緊急オファーにもかかわらず、わずか15分だけ悩んで出場を決めたという。「このチャンスをつかんでUFCに再チャレンジして、トップを取りたい。最善を尽くしたい」と闘志をみなぎらせた。

 準備期間の不足に加えて、相手はライトヘビー級6位の強豪。圧倒的不利感は否めない。それでも「岡見に勝機がある」と力強く話すのは、UFCのパイオニア部門で昨年殿堂入りを果たしたノゲイラだ。岡見の選択を「勇気がある」と絶賛しつつ、勝利へのアドバイスを送った。

「小さい人間と大きい人間が戦うとき、小さい人間に有利なのはスピードとスタミナだ。とにかく岡見はずっと動き続けること。パンチを出し続けることだ。5Rになれば岡見が圧倒できる。私も多くの大きな選手と戦ったが、いつもそうやってきた。ボブ・サップ(43=米国)の時もね」

 ノゲイラは02年8月28日「Dynamite!」(国立競技場)でサップと対戦。自分より約50キロも重いサップの攻撃に苦しみながらも終始動き続け、2R4分2秒腕ひしぎ十字固めで逆転勝利を収めている。その経験も踏まえた上で「彼にとって日本はホーム。これも大きい」と見ているのだ。

 準備期間の短さについても「そんなこと、私もたくさんあった。サップ戦も決まったのは試合の3週間前だったしね」(ノゲイラ)。岡見はレジェンドの熱い期待に応え、UFCでのリベンジロードを白星でスタートさせることができるか。