二刀流女子ファイター・近藤朱里「UFC王者になってアジャさんと戦いたい」

2017年09月18日 11時00分

いよいよUFCの舞台に立つ朱里

 女子プロレスラーの近藤朱里(28)が悲願かなって、世界最大の総合格闘技団体「UFC」の大舞台に立つ。23日の日本大会「UFCファイトナイト・ジャパン」(さいたまスーパーアリーナ)でジョン・チャンミ(19=韓国)と対戦。プロレスと格闘技の“二刀流”を続ける朱里は、日本人初のUFC王座奪取を誓うと同時に、その先に見据える「戦いたい相手」としてまさかの名前を口にした。

 ――UFC参戦がついに決まった

 朱里 本当によかったです。(参戦が決まったのは7月に)発表する直前でした。すごくうれしかったです!

 ――長年参戦を希望し続けて、有言実行となった

 朱里 夢とか目標とかは、口に出して言い続けないとダメだと思っているんです。言ったほうが、周りもそう思ってくれるし。これからも夢や目標はどんどん口に出して言っていきたいと思っています。

 ――そもそもなぜUFCに出たいと思ったのか

 朱里(立ち技系格闘技の)Krushでチャンピオンになって3回防衛して、次の目標がなくなった。私は目標が常にないとダメな人間で、そんな時にたまたまUFCの映像を見たんです。それで「自分はこの世界最高峰のUFCに出てチャンピオンになりたい」と思ったのがきっかけです。もともとMMA(総合格闘技)は絶対やらないと思っていたんですけど、急に「やりたい」と思った。

 ――そこからの行動は早く、実現に向けてパンクラスに参戦した

 朱里 そうですね。年齢のこともあったし、挑戦するのは今しかないというか。すぐ動かないとできなくなってしまうと思ったので。

 ――今後もプロレスは続けるのか

 朱里(UFCとの)契約的に試合の前後はやってはいけないので、できても少しになってしまうと思います。(プロレスをやりたい)気持ちはあるんですけど、もしかしたらやれなくなるかもしれません。UFCでチャンピオンを目指すのが、今の自分の優先順位の一番ですから。

 ――UFC参戦が決まってプロレスラーからの激励は

 朱里 いろいろ声をかけていただきました。アジャ・コングさん(46)にお会いした時には、力強く「頑張れ!」と言っていただいて、すごくうれしかったです。自分がフリーになってOZアカデミーさんに参戦している時にお世話になった時期があるので。UFCチャンピオンになって、アジャさんと戦いたいですね(笑い)。

 ――ボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(40=米国)対UFCの2階級制覇王者コナー・マクレガー(29=アイルランド)の試合(8月26日)は大きな話題となったが、UFC王者VS女子プロレス界の怪物も実現すれば、とんでもないカードだ…

 朱里 アジャさんだけではなく、WWEのアスカ選手(35=華名)と戦うことも目標です。もともとライバル関係にあったので。UFCチャンピオンになって、アスカ選手とプロレスで試合ができたら夢があるなあ、と思っています。

 ――UFC王者になってプロレスでも輝く

 朱里 プロレスラーとして今までやってきたので、プロレスが好きな気持ちも、もちろんありますから。

 ――試合は目前だが、どんな最終調整を

 朱里 打撃も(技術を)上げていきたいし、全部レベルアップしていきたいです。頑張ります!

☆こんどう・しゅり=1989年2月8日生まれ、神奈川・海老名市出身。プロレスでのリングネームは「朱里」。2008年10月のハッスル栃木大会でプロレスデビュー。プロレスと並行して立ち技格闘技にも参戦し、12年1月9日の「Krush.15」で三堀“SMILE”美弥子戦でデビュー。判定勝利を収めた後、13勝1敗1KOの成績で初代Krush女子王者に輝いた。MMAデビューは16年4月24日「PANCRASE277」の浅倉カンナ戦。今年5月、キンバリー・ノヴァス(ブラジル)とのストロー級クイーン・オブ・パンクラス決定戦を制し初代王者に。MMA戦績は5勝1KO。