元UFC・川尻が12・29&31大舞台参戦 「RIZINに骨うずめる」

2016年10月28日 16時30分

「生涯RIZIN」を宣言した川尻

 総合格闘技の「RIZIN FF」は27日、都内で会見を行い、年末の「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND―PRIX 2016」(12月29、31日、さいたまスーパーアリーナ)に元UFCの“クラッシャー”川尻達也(38)が参戦すると発表した。そのクラッシャーが本紙の単独インタビューに応じ、米UFC離脱に至った“舞台裏”を激白。さらに「生涯RIZIN」も宣言した。

 

 ――UFCにリリースを申し出てRIZIN参戦。UFCではチャンスに恵まれなかった印象だ

 

 川尻:いや、前回も前々回もランカーと対戦させてもらえたので(結果は連敗)、チャンスをもらえなかったとは思わないです。「試合を組んでほしい」とか「対戦相手に恵まれない」とかそういうことじゃない。それよりもリリースかリリースじゃないかという問いかけをずっとUFCにしていて…。

 

 ――8月のカブ・スワンソン戦の前「負ければリリースされるかもしれない」と口にしていたが、そういう思いからの問いかけをしていたと

 

 川尻:そうですね。それでも2か月間音沙汰なしで葛藤があった。現状のまま、何も決まらない状態だと強くなれないというのが一番にあった。マネジメントの人を通して「僕はこういう気持ちでいます」というのを伝えました。

 

 ――UFCはそうした申し出に簡単には応じないはずだが…

 

 川尻:リリースしないとか嫌がらせすることもできたと思いますけど、気持ちよく送り出してもらった。感謝してます。

 

 ――RIZINを選んだ理由は

 

 川尻:日本が好きなんで。日本で戦いたいという思いですね。第三者的に見ていて、若い選手に往年のファイターもいる中で「ここに僕が参戦したらビシッと筋が通るだろうな」とは思っていました。

 

 ――RIZINはベテランと若手の間の層が薄い印象がある

 

 川尻:現役バリバリの世代が。そういう意味で僕を必要としてくれているのは感じました。実力的に世界の中心にいると思っているので、そういうところもしっかりアピールしたい。

 

 ――RIZINで勝ち続ければ、再びUFC参戦も見えてくるのでは

 

 川尻:いや、僕はRIZINに骨をうずめます。RIZINを世界に誇れる舞台にするのが残りの格闘技人生の使命だと思っています。

 

 ――会見で対戦を熱望したクロン・グレイシー(28)については

 

 川尻:グレイシー柔術をMMA(総合格闘技)に落とし込んで、ものすごいスピードで成長している。それに僕らの世代にとって「グレイシー」は特別な存在。ぜひ対戦したい。練習も集中できているし、過去最高の川尻達也を見せられると思います。