世界最大の総合格闘技団体「UFC」の日本大会「UFC FIGHT NIGHT JAPAN 2015」(27日、さいたまスーパーアリーナ)へ向けて25日、ロイ・ネルソン(39=米国)がジョシュ・バーネット(37)の“大みそか日本凱旋プラン”阻止を宣告した。

 両者はメーンで激突するが、バーネットは「勝ったら大みそかか1・4の大会に出たい」とIGFか新日本プロレスへの凱旋を予告した(本紙既報)。これにネルソンは「大みそかに日本でプロレスをやるのは構わないよ」と意外に穏やかな表情。しかし「ただ『勝ったら』というのは無理だ。日曜日にお前は負ける」と冷酷につけ加えた。

 何度も来日経験のあるバーネットにとって日本は「第2の故郷」。だが、ネルソンも2年連続で日本大会のメーンを務めるとあり、アウェー感はゼロだ。19日に来日してから、街でファンに声をかけられるなど知名度も昨年の比ではない。

 対戦相手を「総合的に優れている。尊敬するファイターの一人」としたうえで「ジョシュのほうから俺とやりたいと言ってきたらしい。それを後悔させてやる。俺のスタイルは1ラウンドで倒すこと。ファンもKOを楽しみに待っている。KOしてケージの上で(腹をさする)このポーズをやるよ」と余裕の笑みだ。

 昨年大会ではマーク・ハント(41=ニュージーランド)と大激闘の末にKO負けしたが、日本での屈辱は日本で晴らすしかない。