地上波放送が〝消滅〟した立ち技メガイベント「THE MATCH 2022」(19日、東京ドーム)で、チケットの高額取引が続いている。

 那須川天心(23)と武尊(30)が激突する「世紀の一戦」は、フジテレビが生中継を見送る決断を下した。これにより試合視聴が「ABEMA」によるPPVのみとなったが、2人や大会主催者は地上波放送の復活を強く求めている。

 そうした中、複数のリセール(二次販売)サイトでは多くのチケットが出品されていた。今大会のチケットは販売前から料金設定が話題になり、1枚1万5000円(A席)から300万円(VVIP1列席)まで9種類用意されている。

 リセールは本来、やむを得ない理由で会場に行けないファンと現地観戦を希望するファンが〝適正価格〟で取引するのが理想だ。しかし、某サイトでは2万5000円のS席が2倍の5万円、10万円のSRS席が6倍の60万円で販売。すでに「取引中」と表示されているものもあった。

 注目の試合は地上波見送りに揺れているが…。〝転売ヤー〟にとっては痛くもかゆくもないのかもしれない。