K―1のエース・武尊(30)が、那須川天心との〝キック頂上決戦〟に向けて悲壮な覚悟を語った。

 武尊は7日、都内で行われた会見に出席。6月19日に東京ドームで行われる「世紀の一戦」を開催する大会の概要が発表され、大会名は「THE MATCH 2022」と決まった。那須川と共に会見に臨んだ武尊は「期待してくれている人たちが盛り上がっているのも感じるし、それをパワーに変えて6月、最高の勝ち方で最高の勝利をするんで応援してもらえたらうれしいと思います」と意気込んだ。

 会見では3分3ラウンド(R)プラス延長1Rで行われることも追加で発表された。自身が提案していた無制限ラウンドではないものの、延長の内容をマストでジャッジする〝完全決着ルール〟になり「決まったルールに合わせるだけなんで。完全決着ルールでできることが決まったのでうれしい。延長にいく必要がない試合にすればいいだけなんで、3分3Rの中で、KOで倒します」と力強く宣言した。

 大一番に向けて「格闘家として生きた証明になると思う。今までやってきたこと、すべて背負って試合をしようと思っているので。格闘家として生きた証しを作りたい」。さらに「この試合をやることで格闘技界が盛り上がって未来につながると思う。野球とかサッカーとかバスケットとか、一般のスポーツと同じかそれ以上に世界中が注目するようにしたい。それができる試合だと思うので、僕が勝って未来を切り開きたいと思います」と勝って格闘技人気をさらに爆発させることを誓った。

 新生K―1を作り上げてきたカリスマは、全てを背負って勝利をつかみ取りにいく決意だ。