国際総合格闘技連盟(IMMAF)が2日、ロシア人選手の国際大会への出場を停止すると発表した。

 IMMAFは「理事会は、ロシアMMA連合(RMMAU)とベラルーシ連盟のMMAメンバーシップを停止する決定を下した。そうすることで、IMMAFはウクライナに対する攻撃を受けて、ロシアとベラルーシを除外する国際スポーツと団結する」と表明した。

「停止により、ロシアとベラルーシの連盟は当面の間、すべてのIMMAFの大会に参加できなくなる。これには、来週3月8日から12日に開催されるMMAスーパーカップも含まれる。これはBRAVEが主催するが、IMMAFの規則と規制に基づいて認可されているものだ」と注目のイベントからロシア人選手が締め出されることが決まった。

「この動きはまた、ロシアやベラルーシでのIMMAFイベントの開催も妨げる」とロシアとベラルーシにおける大会開催も禁止される。

 ケリス・ブラウン会長は「政治を超えて人々を団結させるスポーツの力を信じているので、理事会がこの決定を下したのは悲しいことだ」としつつも「しかし、ウクライナのMMAリーグの友人や同僚の故郷は攻撃を受けている。われわれはウクライナとの連帯を示すために、グローバルスポーツと団結することを余儀なくされている」とコメントした。

 ロシアに強豪選手が多い総合格闘技界でも追放が決定。スポーツ界の反ロシアの動きは急速に広がりを見せている。