那須川天心 失神KO負けした堀口恭司の“敗因”分析「俺が戦いたいなと思いましたよ」

2021年12月05日 21時12分

那須川天心(東スポWeb)
那須川天心(東スポWeb)

〝キック界の神童〟那須川天心(23)が5日、自身のユーチューブチャンネルを更新し、RIZINバンタム級王者・堀口恭司(31)の失神KO負けについて見解を語った。

 3日(日本時間4日)の米総合格闘技イベント「ベラトール272」で堀口は、ベラトール同級王者セルジオ・ペティス(28=米国)に挑戦したが、4R(ラウンド)にバックハンドブローがアゴに入りKO負け。世界の格闘界に衝撃が走った。

 生で試合中継を見たという那須川は「あれは大ショックですよ。その後、練習だったんですが、やる気なかったですよ。喪失感というか。序盤、中盤、終盤、全て(堀口が)取ってた。1発でしたね。あれ1発で全てが変わった感じですね」と振り返った。

 1~3Rまで堀口が優勢に試合を進める中、那須川は「もらうなら、ああいうのをもらうかもしれないというのがあった」という。「2Rか3Rで2回くらい、ちょっとヒヤッとした場面があったんですよ。ペティス選手はポイントを取られているから、離れ際に何かやってやろうという展開があって。離れ際にハイキックとかあった。でも堀口さんは目がいいので、スッとよけていたんです」

 不安は的中した。4Rで再びペティスが離れ際に右ハイキックを放った場面が、勝負の分かれ目になったという。那須川は「あの場面のハイキックは倒すためじゃなくて、当ててやろうみたいな。あれをよけずにもらってもよかったと思うんですよ。でも、堀口さんは反応がよすぎるので、普通ならよけられないのに、(蹴りを)くぐって(前に)出ちゃったんですよ。そこで相手がバックブローを打った。堀口さんが1回(蹴りを)よけてるから、安心しちゃってるんですよ」と語る。

 つまり強振のハイキックではないから、ペティスもすぐに油断した堀口にバックハンドブローを命中させることができたという。「(アンソニー&セルジオの)ペティス兄弟はいろいろな突拍子もない技で倒すことがある。兄貴の方はケージの壁を蹴ってそのまま同時にハイキックでKOしたり、トリッキーなことをやる。たぶん練習の一環であのバックブローはやっていたと思う。それが出たのかなと」

 また、堀口が敗れた瞬間は「俺が戦いたいなと思いましたよ。俺の体が2つあればなと。世界と戦いたいなと思いました」とも感じたという。

 那須川は堀口のダメージを心配した上で「堀口選手、日本のためにありがとうございました。お疲れさまでした」とねぎらいの言葉を送った。

 堀口とは2018年9月に総合格闘技イベント「RIZIN」でキックボクシング特別ルールで対戦し、判定3―0で勝利を収めている。

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