MMAのレジェンドがボクシングルールで対戦する。

 UFCの元世界ミドル級王者で、日本のPRIDEなどでも活躍したアンデウソン・シウバ(46=ブラジル)と元UFC世界ライトヘビー級王者でUFC殿堂入りを果たしているティト・オーティズ(46=米国)が9月11日に米ロサンゼルスで対戦すると米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。

 同メディアは「2人のMMAレジェンドが戦うが、それはケージの中ではない。9月11日に2分8ラウンドのボクシングマッチで対戦する契約を結んだと、(主催する動画投稿アプリ運営)トリラーの共同設立者が語った」とした。

 2006年から13年までUFC世界ミドル級で王者に君臨したシウバは今年6月、ボクシング元3階級制覇王者でメキシコの英雄と呼ばれたフリオ・セサール・チャベス(59)の息子で、元WBC世界ミドル級王者のフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(35)との試合でボクシングデビュー。判定勝ちを収めた。

 ボクシングルールでは2戦目となり「格闘技界に革命を起こしているトリラー・ファイト・クラブでオーティズと対戦する機会を得たことを、とてもうれしく思っている」とコメントしているという。

 一方のオーティズはUFCをメジャー団体に押し上げた選手とされ、UFC世界ライトヘビー王座を5度防衛するなど活躍。これがボクシングルールでのデビューとなるが「シウバという偉大なファイターと対戦し、新たな挑戦ができることに興奮している。愛国者として、9月11日に戦うことは大きな意味を持つ」と意気込みを見せている。UFCのレジェンド対決の行方は果たして――。