【米コネチカット州アンカスビル2日(日本時間3日)発】米国の格闘技イベント「ベラトール255」で、米国デビューとなった渡辺華奈(32)がアレハンドラ・ララ(26=コロンビア)に判定2―1で勝利。プロデビューからの連勝を引き分けを挟む10の大台に乗せた。

 2019年12月29日の「ベラトール ジャパン」で初参戦した渡辺は昨年12月にベラトールと契約を発表。この日がその契約後の初戦だった。そんな緊張の〝デビュー戦〟で渡辺は、1ラウンド(R)からバックボーンの柔道を生かし大外刈りなどでテークダウン。そこから攻めあぐねて打撃戦で相手の猛攻に苦しむ一幕もあったが、2Rはテークダウンからパウンドの雨を降らせ、一気にペースをつかむことに成功した。3Rもグラウンドの攻防で隙を見せることはなかった。

 結果、判定で勝利した渡辺は試合後、自らのツイッターを更新し「Bellator2戦目なんとか勝つことができました! 課題ばかりで試合中自分に引きました Face with tears of joy もっとがんばります!! 沢山の応援や支援ありがとうございました。 スーパー力になりました!! 一人じゃ頑張れなかったです。 本当にありがとうございました!!」とコメントした。

 相手のララは18年6月の「ベラトール201」のメインでフライ級王座にも挑戦した強豪。その相手に勝利したとあってこのまま上位戦線に食い込むことは確実だろう。このまま、世界タイトル奪取まで突っ走ることができるか。