立ち技打撃格闘技「RISE」の年間最大興行「RISE ELDORADO 2021」(28日、横浜アリーナ)で、プロ野球西武の元投手・相内誠(26)が、Delgermuru拳信王(31=モンゴル)に、1R2分5秒KOで完敗。3度のダウンを喫してキック転向初戦を白星で飾れなかった。コメントは以下の通り。

 ――試合を終えて

 相内:ボコボコにされちゃいましたね(苦笑い)。試合前はそこまで緊張してなかったんですけど、リングに入った瞬間に味わったことのないものがどっと押し寄せてきたのを覚えています。他の選手と戦ったことがないので比較とかできないですが、すっごく痛かったです。

 ――今後は

 相内:攻撃をもらいまくったわけじゃない。それでダメージを負っているようでは格闘家は務まらないだろうし。(転向表明から)短期間で試合を組んでいただいて、大舞台を経験させていただいて感謝しているが、これを期にしっかり時間をかけて弱点とか見つめていきたいと思います。やってみたかったことに挑戦したわけですから後悔はしていません。負けをきっかけに這い上がってやろうという気持ちになりました。

 ――西武時代のチームメートからエールは

 相内:頑張ってね、とか応援してますとか先輩や後輩から声をかけてもらいました。

 ――一番効いた攻撃は

 相内:2回目のダウンは記憶がなくて。覚えているのは(最初のダウンの)ミドルキックですね。多分(肋骨が)何本かいっちゃいましたね。痛そうな顔をしていた? 顔に出してるようじゃダメですね…。

 ――一番悔しかったことは

 相内:野球上がりということで今回注目していただいた方が多かったと思いますが、そういう方々に「こっちの道でやれるんじゃないの?」「センスあるんじゃない?」と少しでも思わせるような試合がしたかった。さっき試合の動画を見たんですが、そういうふうに思っていただける試合にならなかったと思うので悔しいです。

 ――今後に向けて見えた課題は

 相内:このままだったらダメだと思った。しっかり練習を積まなくちゃいけない。もともと中途半端な気持ちでやっていないので、時間をかけてしっかり練習に取り組まないといけないと思います。課題はディフェンスとスタミナですね。