立ち技打撃格闘技「RISE」の年間最大興行「RISE ELDORADO 2021」(28日、横浜アリーナ)で、RISEミニフライ級王者の“戦うジャニオタ”こと寺山日葵(20)が、空手家の田渕涼香(20)に貫録勝ちした。

 歌手の高橋洋子による「魂のルフラン」の生歌で入場した寺山だが、試合では田渕と技術が交錯する展開。解説席の“バカサバイバー”青木真也も「女子の格闘技でここまでのレベルってなかなか見られないですよね。寺山選手は本当に上手。老かいだ」と嘆息した戦いは3Rで決着がつかず、勝負は判定にもつれ込んだ。結果は前蹴りも駆使して距離をコントロールしつつ、相手を押さえ込んだ寺山が3―0で勝利した。

 試合後、寺山は「田渕選手、急なオファーにもかかわらず受けてくれてありがとうございます。最後まで右ストレートが死んでなかったので気を付けていたら(入って)行けなくて。あと、入場で歌ってくださった高橋さん、ありがとうございました。もっともっと強くなって世界に挑んでいけるような選手になるので応援お願いします」と話した。