ケンカファイトも辞さず。進化を続ける〝戦うジャニオタ〟が果敢なインファイト迎撃を誓った。

 立ち技打撃格闘技イベント「RISE ELDORADO 2021」(28日、横浜アリーナ)で空手家の田渕涼香(20)と対戦する〝戦うジャニオタ〟ことRISE QUEENミニフライ級王者の寺山日葵(20)が18日、オンラインで練習を公開した。

 昨年11月には女子キックボクシング最強トーナメント「RISE GIRLS POWER QUEEN Of QUEEN 2020」を制覇。無敵ロードを歩み始めた寺山は、シャドーボクシングでは軽快なステップからのワンツー、前蹴りなどを披露。ミット打ちではワンツーからロー、ミドル、ハイにつなげる鮮やかなコンビネーションを見せた。蹴りを出した際の腕のガードも完璧で絶好調を印象づけた。

 相手の田渕はフルコンタクト空手で数多くの全国大会を制し、昨年12月後楽園大会ではRISE QUEENフライ級暫定王者・小林愛三(25)からダウンを奪っての判定勝ちを決める殊勲の星を挙げ、4戦全勝(3KO)の快進撃を続ける。

 フルコンタクト空手独特の距離を詰めてのインファイトに出てくることは間違いないが、寺山は「今までは得意ではなかったけど、練習でも取り入れるようになったので、発揮できればいいです。(田渕は)空手の無差別級で自分よりも身長やリーチがある相手とやり慣れていると思う。出入りの速さには気をつけ、入られても対処できるようにしている。基本的には入れさせないようにします!」と断言した。

 寺山自身は距離を保ってワンツー、前蹴り、コンビネーションで突き放すスタイルは変わらないものの、万が一のインファイト対策も万全という。2021年初戦に向けて、果敢にも接近戦も辞さずの「ケンカ上等」を宣言した〝戦うジャニオタ〟。最大の夢であるジャニーズとの共演が実現するまで、進化は止まらない。