【米国ネバダ州ラスベガス6日(日本時間7日)発】格闘技イベント「UFCファイトナイト・ラスベガス18」が開催され、フライ級戦に出場した元RIZINバンタム級王者のマネル・ケイプ(27=アンゴラ)は、同級5位のアレッシャンドリ・パントージャ(30=ブラジル)に判定0―3で惜敗。UFCデビュー戦を飾ることはできなかった。

 ケイプは2019年12月に朝倉海(27)とのRIZINバンタム級王座決定戦でTKO勝ちで王者となるも、20年3月にUFCと契約。今回が移籍初戦となった。

 初回はケイプが左構えから軽快に回り、左ジャブを放ち続ける。終了間際にはカーフキックを受けるも決定打にはさせなかったが、右ローを浴びてしまう。

 2回はケイプもカーフキックを放ち、左右にスタイルをチェンジ。飛びヒザ蹴りを放ち、相手の蹴り足を取って2度のテークダウンを奪った。

 最終回、ケイプは左構えから左バックキックを放ち、下がりながら左フックを命中させる。何とかプレッシャーをかけるも手数が足りない。それでも左ストレートから右ローを決め、ダブルレッグからバックを奪う。ここを突き放された瞬間に試合終了となった。

 判定は3―0(30対27、29対28が2人)でパントージャに。内容は決して劣るものではなかっただけに、ケイプにとっては何とも惜しいオクタゴンデビュー戦となった。