全日本プロレスのSUSHI(年齢非公表)がドン底まで落ちぶれた。

 SUSHIは28日、変態王・佐藤光留(33)がプロデュースするプロレスイベント「ハードヒット」の東京・新木場大会に初登場。“荒鷲2世”坂口征夫(40)とのロストポイント制10分1本勝負で初対決した。

 総合格闘技の経験がないSUSHIは新境地の開拓を狙ったが、現実は甘くない。ミドルキックを浴びて早々にダウン。

 逆襲に転じて胴絞めスリーパーで坂口をロープエスケープさせて失点1をつけたが、かえって坂口の闘志に火を付けてしまう。右ローの連打を受けてダウンさせられ、最後は右ハイを顔面に食らって崩れ落ちた。

 SUSHIは「何もできんかったなあ…。この借りは返す。もう下がないんで上向くしかない」。ホームでは超低空飛行で、先のリーグ戦は1勝3敗で予選落ち。2・23沖縄ではアジアタッグ王座戦に惨敗を喫した。

「他団体に出ると刺激になる。機会があれば坂口道場に行っていろんなものを吸収したい」。門前払いとなる可能性もあるが、SUSHIは貪欲だった。

 なお、4選手参加のグラップリングトーナメントは全日プロの青木篤志(36)が初優勝した。