“バカサバイバー”青木真也(36)が「Road tо ONE:2nd」で世羅智茂(30)とグラップリング(組み技)マッチに臨み10分フルタイムドローに終わった。

 同大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響により無観客、会場非公表、スタッフは防護服着用などの対策を取った上で開催された。メインに登場した青木はガードポジションで上になると金網に相手を押しつけるが、その後はこう着状態に。終盤に世羅が仕掛けてきた猛攻も封じ込み、そのまま試合終了。試合後のリング上では「いつ死んだっていいんだよ、俺。いつ格闘技辞めてもいいんだ。死にたくねえ? 負けたくねえ? だったらずっと家にいろよ。ステイホームって書き込んでろ。でも生きるってことはそういうことじゃねえよ」と青木節を炸裂させた。

 批判も承知の上で「自粛していたらファイターとして終わり」という持論を貫く。若手ファイターに対してこうメッセージを送る。「『今、格闘技をやっていていいのか』とか『練習は自宅で一人でやってます』とか言ってる有名選手がいるけど、あれはうそ。そういうやつに限ってコソコソ隠れてしっかり練習してるんだよ。だから生き残ってるんだから。むしろやるなら今。努力して他人を出し抜くチャンスだし、情報発信して注目を集めるチャンス」

 言いたいことを言い終えると「打ち上げで歌舞伎町のセクキ…じゃなかった、自粛にあえぐ飲食店の救済に向かいます」と、かつて「おっぱぶなぅゼァ」とツイートした某有名プロレスラーばりに積極的に夜の街へ。バカサバイバーはどこまでも我が道を行く。