石井慧 来年新技見せます!!ニュー卍

2018年12月22日 16時30分

石井はカリフォルニア州でのグラップリング戦後、一般女性とパチリ

 MMAファイターの石井慧(32)が21日、2018年を振り返るとともに19年への“進化”を明かした。今年は本紙での柔道解説「石井の慧眼」が好評だったが、総合格闘技(MMA)戦は契約問題から2試合の出場にとどまった。一方、“IQレスラー”桜庭和志(49)プロデュースのイベント「QUINTET」などグラップリングの大会に積極的に出場。多くの新技とMMAへの手応えをつかみ、来年はさらなる戦いの場に身を投じる決意だ。

 今年上半期、石井は暗闇にいた。欧州のMMA団体「FINAL FIGHT CHAMPIONSHIP(FFC)」での試合が決まりながら何度も直前でキャンセルされ、リングを遠ざかったのだ。

「上半期はFFCに振り回され、どうしていいか分かりませんでした。気づくとビルの屋上に立って地面を眺めている。そこまで自暴自棄になることもありましたが、ある日、頭の中で『元気ですかー!? 元気があれば何でもできる』っていう声が響いたんです。それで元気を出そうと切り替えて寝技の試合にガンガン出ることにしたんです。おかげで柔術の黒帯も取ることもできました」

 柔術の黒帯は“寝技師”にとっては大目標だ。その結果「技も増えました。ここ2試合のフィニッシュになっている横三角(絞め)だけではありません。『ニューキムラ』『ニュー卍』、いろいろな技を来年はお披露目する機会があることでしょう」と不敵な笑み。柔術で力を蓄えると、下半期になってMMA戦にも出場。今月1日に行われたMMAイベント「セルビアン・バトル・チャンピオンシップ」ではトニー・ロペス(米国)との王座決定戦を制し、ベルトも手にした。

 来年に向けてグラップリングの教則DVDを制作するなど多岐にわたる活動を行っているが、展望については「総合のほうもグングン来ている実感がある。新技もたくさん習得して“ニュー石井”って感じですね。ヘビー級はUFCの一強ではなくなりつつあるので、強いやつがいるところでドンドン戦いたい」とキッパリ。さらに「世界にはまだまだ知られていない寝技の強い選手もいます。彼らと“石井軍団”として、来年もQUINTETに乗り込んでいくつもり。そちらも楽しみにしていてください」と続けた。

 苦しんだ18年上半期を乗り越えて切り開いた新境地で、19年に飛躍を遂げたいところだ。