“野獣”藤田和之(47)が18日、韓国の格闘技イベント「ROAD FC 49」(グランド・ウォーカーヒル・ソウル)で、ジャスティン・モートン(米国)に2Rで一本勝ちした。

 野獣が完全復活だ。1Rはローキックを捕獲するなどして2度のテークダウンに成功。スタンドでもグラウンドでも積極的に打撃を繰り出して、試合を優位に進めた。

 2Rは開始早々に強烈なパンチ、ミドルキックを放つと組みついてからも強烈なヒザ蹴り。これで崩れ落ちた相手の上になり、最後は上四方固めの体勢で首をグイグイ絞め、ノースサウスチョークでギブアップを奪った。

 総合格闘技戦では、5月に約10年ぶりの勝利を挙げたばかりだった。連勝は2003年から2006年5月までの4連勝以来だけに、藤田は笑顔で手を叩いて歓喜。試合後はセコンドを通じて「カモン、コリア。カモン、チェ・ムベ! アイ・アム・フジタ!」とコメントした。