クロアチアで誕生した石井慧軍団の野望

2018年06月29日 16時30分

クロアチアのご近所さんと一緒に「石井軍団」のメンバーで記念撮影した石井

 MMAファイターの石井慧(31)が28日、新たな野望を口にした。“IQレスラー”こと桜庭和志(48)が旗揚げしたチーム戦でのグラップリングイベント「QUINTET.2」(7月16日、東京・大田区総合体育館)に、自ら選んだメンバーとともに出場。優勝に自信を見せつつ、「石井軍団(仮)」による格闘技界制圧も宣言した。

 石井がQUINTETに参戦するのは今回が2度目になる。初参戦となった4月の旗揚げ戦には気合十分で柔道チームの大将として試合に挑んだが、初戦で相手の副将マルコス・ソウザ(33=ブラジル)に4分間逃げ切られて時間切れ引き分け。団体勝ち抜き戦形式のため、チームは1回戦で敗退した。

 その雪辱を期して、今回は自ら最強メンバーを選出。文字通り自分の足でつくったネットワークから選んだとあって自信たっぷりだ。メンバーの中で最も実績があるのは2013年の世界サブミッション選手権で優勝したジョアオ・アシス(34=ブラジル)。

 一方で11年にポーランドでヒッチハイクの旅をした際、偶然車に乗せてくれたクリシェック・スチョラスキー(27=ポーランド)という極端に知名度の低い選手も含まれている。

 メンバーを紹介し終えた石井は「これが石井軍団のプロローグになるでしょう」とニヤリ。いつの間にか現在の拠点クロアチアで「軍団」をつくっていたそうで、7月をその船出と位置付けると「軍団でQUINTETを乗っ取ります。毎回毎回優勝してQUINTETイコール石井軍団にしてしまおうと」と不穏なことを口にした。

 それだけではない。「今回は軍団から“寝技師”を選びましたが、メンバーは総合格闘家など多岐にわたりますから。今回のは氷山の一角です」。詳しく語ることはなかったが、今後は軍団から世界中の総合格闘技団体に選手を派遣し“世界制覇”をもくろんでいる。

 石井軍団には、今回出場するミカエル・ドピッツ(20=ジョージア)のように、かつて自ら指導した若手も含まれるという。まだまだ謎が多いが、今後は格闘技界に一石を投じる存在に…なる可能性もなくはない。