アイドルと総合格闘技の二刀流として活動する仮面女子の川村虹花(22)が、悲願のRIZIN参戦に大きく前進した。

 川村は9日の女子総合格闘技イベント「DEEP JEWELS 20」(新宿フェイス)に出場し、アマチュア格闘技「THE OUTSIDER」出身の山崎桃子(25)と対戦した。この日がプロ2戦目の川村は開始からパンチを顔面に受けるも後退せず、持ち前の圧力でパンチのラッシュ。相手が組みついてきてもボディーブローを決めて、1R39秒、レフェリーストップでTKO勝ちした。

 プロルールで念願の初勝利を決めた川村は、リング上から格闘技イベント「RIZIN」の榊原信行実行委員長(54)に参戦を直訴。榊原委員長は「今までも可能性を感じていましたが、今回で確実に視界に入りました。このまま経験を重ねていけば、半年後(大みそか)も可能性はあります」と前向きな姿勢を見せていた。

 この言葉に川村は「目標はRIZINなので、しっかり頑張ります」と笑顔。顔面を殴られても殴り返し、その直後に“アポなし参戦要求”をするしたたかさも見せた戦うアイドルは、格闘技界でさらに存在感を増しそうだ。