アイドルグループ「SKE48」が10日、名古屋市内の「Zepp Nagoya」で22枚目シングル「無意識の色」の発売記念ミニライブを行った。

 2作連続でセンターを務める小畑優奈(16)やエース・松井珠理奈(20)らメンバー63人が昼と夜の2回、ステージを披露。ミニライブと銘打ったイベントにもかかわらず、各公演とも全16曲、約1時間半にわたって熱いパフォーマンスを繰り広げ、計3600人のファンを熱狂の渦に巻き込んだ。

 今年はSKEにとって結成10年目。記念すべきアニバーサリーイヤーということで、グループにとっての“2大目標”がある。それは「NHK紅白歌合戦への4年ぶりの出場」と「ナゴヤドームでのコンサート」だ。

 前作「意外にマンゴー」は、発売5か月で出荷枚数が50万枚を突破するなど好調だった。昨年発売したシングルCDがダブルプラチナ(50万枚)を記録した日本人歌手は嵐、AKB48、乃木坂46、欅坂46とSKEの5組だけ。だが、その5組の中でSKEだけがNHK紅白歌合戦に選ばれなかった。

「“ナゴヤドームにもう一回立ちたいな”とか“単独で紅白歌合戦にみんなで出たいね”と思っているけど、もしかしたら今の私たちには大きすぎる夢かもしれない。でも熱い思いを持って大きなコールを響かせてくださる皆さんを見てると、私たちは絶対に諦める気はないし、絶対にまた立てると思って一歩一歩進んでいきたいと思います」。メンバーを代表して須田亜香里(26)が決意を述べると、会場からは大歓声が上がった。