AKB48の小嶋陽菜(28)が21日、東京・代々木第一体育館で卒業コンサートの前夜祭公演「こじまつり~前夜祭~」を開催した。本紙と卒業報道をめぐり度々バトルを繰り広げてきた小嶋だが、終わりが近づいてきたことに「本当に寂しいですね…」と本紙記者にポツリ。そんな小嶋が卒業を決心した裏には、女性タレントや、あの大物歌手にも慕われている“ある女性”の後押しがあった。

 小嶋はアンコール後、29歳の誕生日となる4月19日に、東京・秋葉原のAKB48劇場での公演をもって卒業することを発表した。

 卒業まであと2か月足らず…公演後の囲み取材で、小嶋は本紙記者を見つけると「あ~久しぶり! 最近、囲み取材いっぱいあったけど、来てなかったでしょ? 何してたんですか!?」とプンプン。一方で「東スポとの(バトルの)別れが近づいてくるのは本当に寂しいですね」としんみりと話した。

 そんな小嶋の卒業決断においては、ある人物の存在が大きかった。

「ハワイの敏腕コーディネーターの女性Mさんです。有名女性ファッション誌でコーディネートを務めたことで人気の女性で、小嶋は完璧な仕事ぶりと人柄にとりこになっている。実は小嶋にモデルなどファッション業界進出をアドバイスし、手助けをしたのがこのMさんなんです。いまや女性ファンの憧れとなっている小嶋ですが、Mさんの存在がなければブレークできなかった。そのMさんが卒業への決断を後押ししたんです」(ファッション関係者)。AKBがブレークする以前からMさんは小嶋の人柄にほれ込み目をかけてきた。本人も母親のように慕っている。芸能界では、梨花(43)や吉川ひなの(37)、紗栄子(30)ら女性タレント、さらに大物歌手の藤井フミヤ(54)など崇拝者を挙げればキリがない。

「今回の卒業のタイミングもハワイで相談したようです。ソロ転身後も小嶋は彼女を頼りにしていくでしょうね」(前同)

 小嶋自身も卒業を決断した胸の内を周囲に明かしている。それは、後輩の伸び悩みからくるAKBのふがいなさだ。

「AKB48グループ一のオシャレ番長として知られる小嶋ですが、今は『乃木坂46』や『欅坂46』の人気が急上昇中。小嶋はAKBの女性ファンが少なくなっていることを心配している。ファッション業界に進出した当初は『アイドル出身』ということで厳しい目も向けられてきたが、努力でハネ返してきた。卒業生として大成功して『AKB出身でもやれる!』と後輩たちの希望になりたいようです」(前同)

 小嶋のセンター曲で、ラストシングルとなる「シュートサイン」(3月15日発売)は、ミュージックビデオ(MV)の題材がプロレスだ。

 前出のファッション関係者は「プロレスといえば、東スポですからね。小嶋はMVでメンバーを前に『もっとプロレスを楽しんでください』とメッセージを送った。東スポに対しても『卒業してからも変わらず取材してくれないかな!?』とバトル継続も望む気持ちもあるみたい」と明かした。