人気アイドルグループ・乃木坂46の3期生12人が2日、東京・渋谷のAiiA 2.5 Theater Tokyoで3期生初公演「3人のプリンシパル」初日を迎えて、報道陣向けの囲み取材と公開ゲネプロに臨んだ。

 同公演は、観客が1幕で演技審査、自己PRなどの評価を休憩中に投票し、その結果で2幕の出演者3人を決めるという過酷な選抜方式だ。同所で12日まで開催される。

 12人は昨年9月に3期生として加入したばかりで、初めての公演を前に緊張感いっぱい。大園桃子(17)は、報道陣に姿を見せた時から涙を浮かべて「練習してきたことが緊張でできないのが怖い。初舞台なので、絶対に泣かないように頑張ります」と言葉を絞り出した。

 3期生といえば、昨年12月に行われたお披露目イベントで、日本武道館を満員にする約1万2000人を動員。出版関係者は「ほとんど露出しない段階で満員ですから。握手会には男性ファンだけでなく、若い女の子も詰めかけ、今のアイドル業界は乃木坂1強の様相すらある」と指摘する。

 先月発売された乃木坂の齋藤飛鳥(18)のファーストソロ写真集「潮騒」は週間5・8万部を売り上げ、オリコンランキングで1位を獲得。

「これは女性ソロ写真集で、指原莉乃のフォトブック(週間5・7万部)を抜き、歴代2位。7日発売の乃木坂の白石麻衣の写真集は発売前にもかかわらず2度の重刷で、13万部という異例の累計発行部数になっている。昨年から他のメンバーも写真集をリリースしていますが、すべてヒットしている。業界は“乃木坂46さまさま”の状況です」(前同)

 ただ、昨年は1期で人気メンバーだった深川麻衣(25)が卒業し、20日には同じく1期で人気の橋本奈々未(23)も卒業する。前出の出版関係者は「24歳の白石もあと1年程度での卒業が視野に入っている。人気アイドルグループの宿命として、1期生以後に加入したメンバーは芽が出にくい。3期生から未来のグループを支える存在が出れば…」と期待を込めた。