人気アイドルグループ「乃木坂46」が8月30日、東京・明治神宮野球場で「真夏の全国ツアー2016」ファイナル公演を行った。

 全国6都市、全16公演で18万人を動員した今年の全国ツアー。同月28、29、30日の3日間の東京公演のチケットは即完売で、10万5000人を動員。アンコールで、11月9日に16枚目シングル(タイトル未定)を発売することを発表した。

「シングル連続1位獲得作品数」は2枚目の「おいでシャンプー」から14作。ライブ動員数も増え続け、グループの勢いは増すばかりだ。

 乃木坂の人気について音楽関係者は「アイドルファンは男性が多数だったが、乃木坂が大ブレークしてから女性ファンが急増中。乃木坂の握手会では女性ファンが3割近くになる時もある。これまでのアイドルグループに見られない現象が起きている」と指摘する。

 握手会で人気を二分する白石麻衣(24)、西野七瀬(22)を筆頭に橋本奈々未(23)、衛藤美彩(23)、齋藤飛鳥(18)、松村沙友理(24)ら多くのメンバーに女性ファンが並んでいるという。

「白石は『LARME』『Ray』の女性ファッション誌の専属モデル、西野も『non―no』の専属モデルを務める。橋本と松村も『CanCam』の専属モデルなど、他のメンバーも女性を対象にしたメディアに露出する機会が多い。他のメンバーもルックスのレベルが高く、若い女性の憧れの存在。興味を持った女性がライブにも足を運んでいる」(前同)

 乃木坂の“妹分グループ”欅坂46、AKB48グループ、ももいろクローバーZなども女性ファンが多いことで知られるが「乃木坂は握手会などで若い女性がメークやファッションなど美の秘訣を聞く姿が多く見られる」(前同)という。

 世界でも類を見ないほど盛り上がる日本のアイドル業界だが、女性ファンも取り込んでさらに発展しそうだ。