「乃木坂46“真夏の全国ツアー2015”」ファイナル公演(31日、神宮球場)のアンコール後、キャプテンの桜井玲香(21)が「(ツアー)最終日はみなさんにプレゼントがあります」と宣言し、10月28日発売の13枚目シングル「今、話したい誰かがいる」を初披露した。

 白石麻衣(23)と西野七瀬(21)がグループ史上初めて“ダブルセンター”を務め、「ピアノから入るイントロや、サビに向かってメロディーが元気になるところなど、乃木坂46らしい楽曲に仕上がったと思います」(白石)という同曲。9月19日公開の劇場版アニメ「心が叫びたがってるんだ。」の主題歌に決定したことも併せて発表され、桜井は「13枚目シングル(の発売)を楽しみに待っててください」と呼びかけた。

 初披露後、西野は「振りをサビの頭でめっちゃ間違えちゃいました。初披露なのに、ごめんなさい」と謝罪すると、生駒は「レアケース!」とフォロー。他のメンバーも「大丈夫!」と声を掛けるなどグループの団結力と温かさを見せた。

 最後に「乃木坂の詩」で1か月弱に及ぶツアーを締めたメンバーたち。桜井は「みなさんが大好きです。これからも乃木坂らしさを追求しつつ、すてきなグループにしていきたい」と意気込んだ。

 終演後には自然とファンから拍手が起こり、しばらく「乃木坂46」コールが鳴りやまず、メンバーが再び登場。想定外の2回目のアンコールが始まり、「ロマンスのスタート」を熱唱した。

 メンバーが号泣する中、桜井は「こんなこと初めてです。どこのグループにも負けないグループになります。みなさんありがとうございました!」と感謝。生駒も「来年も最高の夏の思い出をつくりましょう!」と呼びかけてフィナーレを飾った。