人気アイドルグループ「乃木坂46」が18日、東京・渋谷のアイアシアタートーキョーで行われた「じょしらく」初日公演前の取材に応じた。

 落語家の少女たちの日常を描いた人気マンガが原作で、オーディションを勝ち抜いた乃木坂メンバー15人がチーム「ら」「く」「ご」に分かれ、トリプルキャストで5人の女性落語家を演じる。

 5月下旬から約1か月間、稽古を積んだ。

 落語が一番うまいメンバーを聞かれると、メンバーから満場一致で、能條愛未(20)が選ばれた。

 指導を担当した落語家の桂枝太郎(37)からは「アイドルを辞めて、落語家にならないか?」とスカウトされたといい、能條は「わりとガチなテンションでオファーを受けました」と苦笑い。

 落語家はお手本にせず、オリジナルスタイルで臨んだ能條が「名前は、『のじょ亭愛未丸』ですかね」とまんざらでもない様子。

 メンバーから転職を勧められると「アイドルだから」と必死に否定。本紙が「落語家と兼任はどう?」と聞くと、能條は「そんな本格的な感じじゃ…。でも、みなさんに判断してもらおうかな」と観客に判断をゆだねるようだ。

 舞台の中で創作落語を披露する堀未央奈(18)は「今日が初日なので、すごく緊張している」と不安げに語る一方、稽古中のエピソードとして「落語家の先生に20万円の羽織を着させていただいたんです。すごいですよ」と興奮気味に明かす。

 この日、別の仕事で出演者の松村沙友理(22)、高山一実(21)が欠席。

 中田花奈(20)は松村について「演じるキャラとマッチしている」といい、松村が演じる女性落語家は全裸で寝るクセがあることに「松村も家でほとんど服を着ていないと言っていましたから。あ、いないのに言っちゃっていいのかな? 大丈夫ですかね」と暴露したことに焦った。