人気アイドルグループ・乃木坂46のアンダーメンバー13人が26日、無観客配信ライブ「アンダーライブ2021」を開催。卒業を発表している2期生の伊藤純奈(22)、渡辺みり愛(21)にとっては、今回がラストライブとなった。

 乃木坂はシングルごとに「選抜メンバー」と選抜されなかった「アンダーメンバー」とに分かれて活動。2013年5月に加入した2期生の伊藤と渡辺は、6月9日発売の「ごめんねFingers crossed」がラストシングルとなり、グループ活動は8~9月までを予定している。

 「三角の空き地」「君が扇いでくれた」など全24曲を披露。アンコールで、2人はそれぞれ感謝の言葉を伝えた。

 選抜入りこそ1回だけだった渡辺だが、この日も高いダンススキルでファンを魅了した。
 
 渡辺は家族やスタッフへの感謝を口にした後、同期をはじめ1期の先輩、3期、4期の後輩たちへの思いを吐露。「人見知りだったけど、それを克服できるくらいみんなが話しかけてくれて、すごくかけがえないメンバーばかりです。1期生の皆さんもずっと8年間お世話になったし、2期生もずっと戦い続けてきたし、3期生もいろんなライブを経験して仲良くなって私は本当にうれしい。4期生のみんなも私に話しかけてくれたり、とってもうれしい時間を過ごさせてもらってます」と話した。

 ファンに向けては「8年間、私を支えてくれてありがとうございます。私が乃木坂を辞めようと思わなかったのは、ファンの皆さんのおかげです。今回は自分の未来のために卒業を決めたんですけど、正直ファンの皆さんと直接交流したかったですが、精一杯気持ちを込めて踊ったので、伝わっていればうれしいです」と笑顔を見せた。

 親友で、一緒に卒業発表した伊藤へのメッセージの際は言葉を詰まらせ、「たくさん一緒に歩いて帰って、多いときは3時間以上歩いて帰って。他愛もない話も仕事の真面目な話も一番話していたと思う。つらいときは純奈に助けてもらって、純奈がつらいときは私がずっと助けたいなと思っていた。(卒業まで)あと3か月くらいだけど、その後も絶対に会うと思うから、これからもよろしくお願いします」と笑顔で伊藤を見つめた。

 最後に「お願いがあります」と切り出した渡辺。「メンバーはアイドルだけど、普通の女の子だから、いつみんなの元から離れてしまうか分からない。だからそのときのためにも、全力で愛してほしいし、推しメンに愛情を伝えてあげてください。“僕には私にはあなたが必要だよ”と口にして言ってほしい。後悔のないように、大好きな人と過ごしてください。乃木坂46に入れて幸せでした」と、真剣な眼差しで訴えた。