乃木坂46の樋口日奈(23)の初主演舞台「フラガール―dance for smile―」(4月3~12日、東京・Bunkamuraシアターコクーン)の公開稽古が15日、都内で行われ、キャストが顔を揃えた。

 2006年に公開された映画「フラガール」の舞台版。1965年の福島県いわき市の炭鉱町を舞台に、滅んでいく産業で力強く生きる人たちと、常磐ハワイアンセンター設立に懸ける少女たちを描く。

 報道陣を前に一致団結したフラダンスを披露。ぽっちゃり体形のダンサー役を務める劇団4ドル50セントの隅田杏花(24)はコロナ禍で健康を兼ねてダイエットを頑張っていたとき、今回のオファーがあったという。

 隅田は「2週間ぐらいで8キロぐらい戻した。本番までにあと5キロは増やしたい。見た目からも伝わるように…体形も楽しみにしていただけたら」と増量を誓い、「お金がないので、深夜のラーメンと100円で5つ入りのチョコパンが味方です」と笑わせた。

 主演の樋口が演じるフラガールリーダー・谷口紀美子の親友役を務めるAKB48山内瑞葵(19)は「私自身、久しぶりの舞台で、学生を卒業してから初めての舞台。毎日ドキドキしながら稽古に臨んでいます。私がフラガールを初めて見た感動を皆さんにお届けできるように精一杯頑張ります」と意気込んだ。

 演じた役柄と自身の共通点を聞かれると、山内は「真っすぐさ。私もAKB48に加入してからはもっとうまくなりたいとか、真っすぐに活動してきたと思っているので、そういうところは似ているのかなと思います」と明かした。