俳優の味方良介(28)、荒井敦史(27)、アイドルグループ「乃木坂46」の新内眞衣(28)らが14日、東京・新宿区の紀伊國屋ホールで、舞台「熱海殺人事件 ラストレジェンド ~旋律のダブルスタンバイ」(作・つかこうへい、演出・岡村俊一)初日を前に記者会見を行った。

 57年の歴史がある紀伊國屋ホールがこの春から改装工事に入るため、同舞台が改装前最後の演目となる。

 主演の味方は「(熱海殺人事件への出演は)4度目になります。また、やれるのかという気持ちです。改修前の紀伊國屋ホールの最後の公演に立てるのは光栄です」と話す。荒井は「自分の限界を超えて」と意気込んだ。

 乃木坂の新内は同舞台で捨て身の潜入捜査を行うヒロイン・水野朋子を演じる。「初めてヒロイン役をやるので緊張しています」と語った。お笑いコンビ「NON―STYLE」の石田明(40)も3回目の出演。「こんな時代ですが、舞台で心の濃厚接触というか、そういうものを見せられたら、何かプラスになると思います」と話した。

 演出の岡村氏は「国産の戯曲としては最も公演が多い作品で、このホールの最終公演に上演させていただけることが光栄です。応援してください」と頭を下げた。