乃木坂46・能條愛未(19)が12日、都内で初主演のホラー映画「死の実況中継 劇場版」(19日公開)の完成披露試写会に出席。メンバーの中田花奈(19)、伊藤寧々(18)も応援に駆けつけた。

 同作は乃木坂46のメンバーが主演するホラー3部作の1作目で今後、5月に中田主演の「デスブログ」、6月に伊藤主演の「杉沢村伝説」が順次公開予定だ。

「死の実況中継」は、大学の映画サークルに所属する歩(能條)が、都市伝説をテーマにホラー映画を撮り始めるが、歩の周囲では幻覚や悪夢など不可解な現象が次々と起きるというもの。

 ファンの野太い歓声に迎えられた能條は「自分がスクリーンに一人で映っているのが信じられなくて不思議な気持ち」とあいさつ。「表情だけで怖さが伝わるか研究したり、叫ぶシーンでは体力を使った」と演技へのこだわりを語った。

 能條の演技があまりに鬼気迫るものだったからか、応援に駆けつけたはずの伊藤に異変が生じた。感想を求められ「すごくよかった」とやっと絞り出したかと思うと突然、涙声に。「怖くて…ホラー。やっぱり苦手で泣いちゃった、ごめんね」と人目もはばからず大泣き。スタッフがハンカチを差し入れるまで、さめざめと涙を流した。

 ホラーが得意な中田は「怖いだけじゃなくて、感動の涙もあって良かった」と“フォロー”。伊藤も「泣きっぱなしで申し訳ありませんでした」と平謝りだが、能條にとっては仲間のマジ泣きは何よりもの勲章だろう。