「欅坂46」改名の深すぎる裏事情 なぜ売れた名前を〝捨てる〟のか

2020年07月21日 11時00分

名前を変える欅坂46

 5年間の活動に幕を閉じ、改名することを発表した人気アイドルグループ「欅坂46」。デビューの年から4年連続でNHK紅白歌合戦に出場するなど、不動の人気を誇っているのに、ここにきてなぜ知れ渡った名前を手放す決断をしたのか。改名の裏には中心メンバーの脱退や、卒業生の影響など様々な要素が絡み合っていた。

18日放送のTBS系音楽番組「音楽の日」に出演した欅坂46は、グループとしてのラストシングルとなる楽曲「誰がその鐘を鳴らすのか?」(8月21日、配信限定で発売)をテレビ初披露。ファンからは改めて「欅坂46がなくなるのは悲しい」と惜しむ声が噴出した。欅坂といえば、16日に行った初の無観客配信ライブで、10月に予定するラストライブをもって活動を終え、グループ名を変えて再出発することを電撃発表して驚きを呼んだ。

 2016年4月に「サイレントマジョリティー」でデビューしてから、発売した全8枚のシングルがオリコン初週売り上げ1位を獲得。昨年9月にはデビューから3年半で東京ドーム公演を実現した。外から見れば、絶頂を迎えようとしていたはずだ。

 広く認知されたグループ名をわずか5年で変えるのは前代未聞だが、様々な要因が重なり、決断に至ったようだ。

「1月に全シングルでセンターを務めていた平手友梨奈が脱退。平手の存在感は圧倒的で、別のメンバーがパフォーマンスしても比べられ、プレッシャーに耐えられない面があった。欅坂46の世界観は平手あってのものだった」(音楽関係者)

 現実問題として、グループが全盛期を迎えていく中でも、シングルは昨年2月から約1年半もの間、リリースはなし。平手は心身の消耗度が激しく、たびたび休養に入っていたこともあり、「センターに平手を据えるシングルの制作が進まなかった」(前同)。

 平手色を払拭するためにも、“改名”という大きな決断が必要だったということだ。

 だが、理由はそれだけではない。

 16日の配信ライブで、キャプテン・菅井友香(23)は「欅坂46とは前向きなお別れをします」と語る一方で、「この決断をすぐに受け入れられるメンバーばかりではありませんでした。私たち自身も欅坂46への思い入れがすごく強いですし、ここまで半端な気持ちで続けてきたわけではない」と明かしている。

「アイドルの枠を超えたパフォーマンスで熱狂的なファンを抱える欅坂46ですが、決して平坦な道を歩いてきたわけではなく、苦労や衝突を重ねながら独特の世界観を作り出し、人気を得てきた。改名に難色を示すメンバーは当然いて、改名についてスタッフも含めて何度も話し合いが行われた」(前同)

 それでも最終的に決断した背景には、本紙も既報した一部の卒業生たちの「“発信”の影響がある」(芸能プロ関係者)との見方もある。

「ここ数か月、卒業生の熱愛が立て続けに報じられた。さらに、卒業生たちが“元欅坂46”を売りに、動画を発信。恋愛を含めたグループ当時の暴露のような話もあり、前に進もうとするメンバーが欅坂46に付いたイメージに苦しむ事態にもなった」(前同)

 改名を発表した際、キャプテン・菅井が「グループの名前が独り歩きして、耳をふさぎたくなるようなことに悩まされたりもしました」と吐露した。ファンに衝撃を与えた“再出発”は“再生”の意味もありそうだ。