乃木坂46・松村沙友理(27)の初主演映画「東京ワイン会ピープル」(昨年10月公開)が、21日から開催中の「モナコ国際映画祭」で2冠を達成した。

 受賞したのは全てのキャストに送る「アンサンブル・キャスト賞」と「インディペンデント・スピリット賞」。映画は樹林伸氏の同名小説の実写化で、ワインを通じて出会う人々の人間模様を描き、松村は都会で働くOLの桜木紫野を演じている。

 タイトル通り、ワイン通をうならせるほどの本格派ワインを偽りなく使用。関係者によれば、南フランス近郊のモナコで行われた映画祭での受賞は「ワインの聖地と言っても過言ではない地域での評価」と現地でも評判になったという。

 同映画祭のステージに登壇した和田秀樹監督は「当日の観客の反応も素晴らしく、ワインが飲みたくなる映画という評価を本場のモナコで受けて、本当にうれしかったです。頂いた賞はアカデミー賞の前日に行われるインディペンデント・スピリット賞にちなんだ同じ名前の賞と、すべてのキャストを評価するアンサンブル・キャスト賞で、欧米でも珍しいワインの映画にチャレンジしたことと、すべてのキャストが一丸になって出来上がったことが評価され、監督冥利に尽きる思いです」とコメントした。