人気アイドルグループ「日向坂46」初のドキュメンタリー映画が3月27日に公開されることが5日、分かった。

 昨年2月に「けやき坂46(ひらがなけやき)」から改名した日向坂46。デビューシングル「キュン」は発売初週で47万枚を売り上げ、昨年大みそかの「NHK紅白歌合戦」にも初出場を果たすなど、大躍進したデビュー1年目に、映画では完全密着している。

 制作は、ドキュメンタリー番組「セルフDocumentary of 日向坂46」(TBSチャンネル)で日々の活動に密着してきたチームが担当。なお、映画の正式タイトルは後日、発表される。

 また、公開に合わせてメンバーが本作を題材に、全国の中学校や高校で課外授業を行う特別企画を実施。現役中学生、高校生たちにどのようなメッセージを伝えるのか。夢を追うメンバーのリアルな声にも注目が集まりそうだ。

 監督を務めた竹中優介氏は「今回の作品では、日向坂46のデビュー1年目に密着する中で感じた彼女たちの魅力を、真摯に伝えることを目指しています。自分の役割としても、監督というより、まとめ人。取材を通して、メンバーそれぞれに魅力的な個性や信念があると感じ、下手な味付けをするよりも、素材の魅力を目一杯引き出すことが大事だと考えています」とコメント。さらに「ドキュメンタリー番組『セルフdocumentary of 日向坂46』を制作していく中でも、一人ひとりの輝きに何度も驚かされました」と明かした。

 続けて「これまでのアイドルグループにはなかった、彼女たちが持つ強い魅力。それをこの作品から感じていただけると思います」と話す竹中氏。「ファンの方はもちろん、それ以外の方が見ても、心がポカポカ温かくなる少女たちのドキュメンタリーを、ぜひ劇場でご覧ください」と呼びかけた。