人気アイドルグループ「欅坂46」が7日、山梨・富士急ハイランド・コニファーフォレストで屋外単独ライブ「欅共和国2019」の千秋楽公演を開催し、1万6000人を魅了した。一昨年から毎年同所で開催され、今年で3回目。5日から3日間で計4万8000人を動員した。

 あいにくの雨が降りしきる中、1期生17人、2期生9人の計26人のメンバーは「サイレントマジョリティー」「アンビバレント」など全20曲を披露。ライブは異例ともいえる“アンコールなし”で、MCも1回のみ。メンバーはステージをほぼノンストップで駆け抜けた。

 5曲目後、唯一のMCで、キャプテンの菅井友香(23)は空を見ながら「雲一つない青空が! よかった~」とボケると、小林由依(19)は「そういう感じでいくのね…。私は雨が見えるんだけど」と苦笑い。一方、松田里奈(19)は「私は雨に濡れるのが好きなので、思い出になります」とどこ吹く風だった。

 また、昨年5月に学業のため活動を一時休止していた原田葵(19)は同イベントから復帰。原田は「久しぶりにたくさんの人の前に立って緊張しています」と話すと、菅井らメンバーは「おかえり」「待ってたよ」と優しく声をかけた。

「2015年に結成された欅坂46は昨年、今泉佑唯ら3人が相次いで卒業。トップ級の人気を誇った長濱ねるも今月末に卒業することが決まった。ファンからは今後の不安が叫ばれるが、昨年末に加入した2期生や復帰した原田が穴を埋める働きをすることを期待されている」(音楽関係者)

“妹分グループ”として活動する「日向坂46」も勢いを増している。デビュー年から3年連続出場中のNHK紅白歌合戦への切符も争うだけに、負けられないところだ。