吉本興業所属のタレントによる「吉本坂46」が26日、都内でデビューシングル「泣かせてくれよ」の発売記念イベントを行った。

 吉本坂46は、乃木坂46、欅坂46に続く、秋元康氏プロデュースの“坂道シリーズ”。芸人やパフォーマーら1747人から選ばれた個性豊かな46人のメンバーで構成される。8月の結成からわずか4か月でスピードデビューを迎えた。

 この日は選抜メンバーをはじめ、吉本坂46から派生したユニットがそれぞれのパフォーマンスを披露。吉本興業のタレントとは思えないキレのあるダンスと歌でファンからは黄色い声援が飛んだ。

 キャプテンは生活保護騒動以降、ネット民から嫌われている次長課長の河本準一だ。応援に来た東野幸治から「さっそく炎上していましたね」と振られると「(ネット民から)『お前なんか絶対入るな』と何度も言われて1人で燃えてました」と笑いを誘った。

 芸能関係者が語る。

「これまでの坂道シリーズとはまったくイメージが異なることに当初は批判的な声もありました。でも、吉本坂と絡めば、乃木坂や欅坂のメンバーたちの違った魅力を引き出すこともできるはず。例えば白石麻衣とトレンディエンジェル斎藤司のコラボとかあったら面白い。相乗効果は計り知れませんね」

 ただ、難しい問題もありそうだ。テレビ関係者は「吉本坂のメンバーはすでに売れっ子芸人だらけ。スケジュールを合わせるのは大変でしょう。吉本坂として売れれば売れるほど、頭を抱えるのでは?」と指摘する。

 この日「泣かせてくれよ」がオリコンデイリーチャートで2位にランクインしたことが判明。すでに、ファンからの注目は抜群なだけに、今後、関係者はうれしい悲鳴を上げることになるかもしれない。