AKB48グループ、乃木坂46、欅坂46など多くの人気アイドルグループを手がける秋元康氏(60)が新たにプロデュースするガールズバンド「ザ・コインロッカーズ」の結成記者発表会が23日、東京・江東区のZepp Tokyoで行われた。

 今回お披露目されたメンバーは、オーディションで選ばれた13~19歳(平均年齢16・9歳)の総勢41人。楽器未経験者もいるという。

 秋元氏はバンド名について「コインロッカーで大切なものを取り出したり入れたり。もう一つの自分になれる何かがコインロッカーの特性。そこに彼女たちの夢があるんじゃないかと思って」と思いを明かした。

 AKBグループなどのようにメンバーは「選抜制」となり、楽曲ごとにボーカル、ギターやドラムなど各パートを演奏するメンバーを〝選抜〟する。曲次第でメンバーが変わる異例のガールズバンドとなる。

 秋元氏は「今度はバンドが面白いんじゃないかということでバンドをやろうと。それぞれのパートを演奏する候補が何人もいて、曲ごとにやると。普通のバンドはいっぱいあるし、優秀なプロデューサーもいっぱいいるから、楽曲によって担当者を決めるという、あまり聞いたことのないバンド編成にした」と説明した。

 41人という異例の大所帯スタートに「とにかく音楽をやりたい人、何かやってみたい人、集まれ!と。夢を見る原石を集めて、お互いを磨き合ったらいい」と続けた。

 当面は楽曲制作と練習のため、合宿やスタジオレコーディングなどを行い、CDデビューは来年6月ごろを予定。「楽曲がいろんなジャンルになると思うので、その楽器にふさわしいメンバーを入れ替えながらやるのが面白いと思う」

 来年12月23日には、この日の発表会見が行われたZepp Tokyoでワンマンライブを行うことも発表され、秋元氏は「こんなに広くて、すてきな会場をこのメンバーで満員にできたらすてきだなと。満員にしたいと思います」とメンバーを前に力を込めた。